認知症・うつの原因は慢性炎症?!桜.jpg

花の便りが各地から届き、春風の心地よい頃となりました。
新入学・新生活など新しく環境が変わる人も多いこの季節、日々の生活に追われ不調を感じることが多くないですか?環境が変わる事で緊張状態におかれるシーンが増え、眠っても、休息しても十分には疲労が抜けない状態に陥りがちです。自律神経のバランスを整え、副交感神経を優位にするリラックス習慣を心がけることが大切です。自律神経が乱れることで起こる慢性炎症は脳や心の不調にもつながりやすいとされています。また、「腸もれ」が慢性炎症の原因になることも分かってきました。生活習慣、食習慣を見直し十分な対策をとって、元気にこの春を過ごしていきましょう。

さまざまな不調、疾患の原因は「腸もれ」が引き金に!腸.jpg
私たちの腸には、栄養を吸収するための細胞がビッシリと並んでいて、体に必要なものだけを吸収して、不要なものの侵入を防いでいます。
そして、腸内には1000種類、100兆個以上の腸内細菌が存在するといわれています。偏った食事、農薬、抗生物質やストレスなどの原因で腸内細菌叢(腸内フローラ)が乱れたりすると、腸壁が荒れ、さらに腸管の細胞と細胞の結合が緩むことで、バリア機能が低下し、毒素や細菌類、未消化の食べ物などが血管にもれ出します。
この「腸もれ」により、有害物質や不要なものが血液中に入り込み、体のいたるところで慢性炎症を発症させます。この慢性炎症が、がん、糖尿病、認知症、うつ、アレルギーやリウマチ、自己免疫疾患の潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群、さらに、肥満、疲労感、肌荒れ等も引き起こすと考えられています。
また、小麦のグルテン(パンや麺類などに含まれる)も、腸の粘膜を荒らして「腸もれ」の原因になる事が分かってきました。グルテンの多い食品の摂りすぎには気を付けたいですね。それから抗生物質も不用意に服用すると、病原菌だけでなく、有用な腸内細菌までも殺してしまい「腸もれ」の原因になります。
この「腸もれ」を防ぎ慢性炎症を起こさないためにも善玉菌を増やし、「腸内フローラ」のバランスを正常に保って、免疫や腸管バリア機能を強化していきましょう。そのためには、日頃から水溶性食物繊維を食べ物からしっかり摂って善玉菌を元気にし、さまざまな働きのある「短鎖脂肪酸」を腸の中で生み出すことが重要なポイントです。

脳に良い栄養は食事から食事.jpg
私たちの気持ちは、セロトニン、GABA、ドーパミンといった、主に腸でつくられる神経伝達物質の影響を大きく受けています。これらが脳内で働くためには、善玉菌の働きの他に、ビタミンB6、B12、ナイアシン、葉酸などのビタミンや、鉄、銅といったミネラルが必要になってきます。さらに亜麻仁油や魚油に含まれるα―リノレン酸系の油は、慢性炎症を防いで、アルツハイマーやうつの予防にも役立つことが報告されています。
また自律神経のバランスを整え、慢性炎症の対策も期待できるキノコ由来の物質もあります。食事だけでは補えない栄養素は、サプリメントなどで摂取していきましょう。

今月もウイングでは健康に関する情報をお伝えするミーティングを各地で開催しております。お友達やお知り合いの方をお誘いあわせの上、是非参加してみてくださいね。