腸内環境を整えて毎日元気に過ごそう!2018.12.1.jpg

街はクリスマスのイルミネーションなどで華やかになり、今年も残り少なくなってきました。12月に入り、寒さも一段と厳しくなり、大掃除や忘年会など何かと忙しく、睡眠不足、暴飲暴食、急激な寒さなどから、体調を崩す人も多いようです。空気が乾燥し、気温が低くなる冬は、風邪はもちろん、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症がピークを迎える季節でもあります。しっかり予防していきたいですね。

今月は、第二の脳と言われている「腸」について少し考えていきたいと思います。これまで、腸は消化、吸収、排泄の器官というイメージが強いですが、実は腸に生息する腸内細菌がヒトの体全身に関わって主要な働きを担っていることが分かりました。まさに、健康長寿のカギが腸(腸内細菌)にあるといっても過言ではありません。

さまざまな不調、疾患の原因は「腸もれ」が引き金に!2018.12.4.jpg
私たちの腸には、栄養を吸収するための細胞がビッシリと並んでいて、体に必要なものだけを吸収して、不要なものの侵入を防いでいます。
そして、腸内には1000種類、100兆個以上の腸内細菌が存在するといわれています。偏った食事、農薬、抗生物質やストレスなどの原因で腸内細菌叢(腸内フローラ)が乱れたりすると、腸管の細胞と細胞の結合が緩み、バリア機能がこわれて腸の粘膜に穴があいたような状態になり、毒素や細菌類、未消化の食べ物などが血管にもれ出します。
この「腸もれ」により、有害物質や不要なものが血液中に入り込み、体のいたるところで慢性炎症を発症させます。この慢性炎症が、がん、糖尿病、認知症、うつ、アレルギーやリウマチ、自己免疫疾患の潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群、さらに、肥満、疲労感、肌荒れ等も引き起こすと考えられています。
また、小麦のグルテン(パンや麺類などに含まれる)も、腸の粘膜を荒らして「腸もれ」を悪化させると言われています。グルテンの多い食品の摂りすぎには気を付けたいですね。それから、抗生物質も不用意に服用すると、病原菌だけでなく、有用な腸内細菌までも殺してしまい「腸もれ」の原因になります。
この「腸もれ」を防ぎ慢性炎症を防ぐためにも善玉菌を増やし、「腸内フローラ」のバランスを正常に保って、免疫や腸管バリア機能を強化していきましょう。そのためには、日頃から水溶性食物繊維などを食べ物からしっかり摂って善玉菌を増やし、さまざまな働きのある「短鎖脂肪酸」を生み出すことが重要なポイントです。食事だけでは補えない栄養素は、サプリメントなどで摂取していきましょう。

今月もウイングでは、皆様の役に立つ健康情報をお伝えするミーティングを各地で開催しています。お時間があるときに是非参加してみてください!