昨年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
本年も人に喜ばれ、感謝される情報をお伝えし、人の絆や心のふれあいを大切にしながら皆様とご一緒に歩んでまいりたいと思います。皆様にとって、この一年が健やかで素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。
干支(えと)とは、甲・乙・丙・・・からなる「十干(じっかん)」と、子・丑・寅・・・などの12種の動物からなる「十二支(じゅうにし)」とを組み合わせた「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を略した言葉です。古代中国では、その十干と十二支とをそれぞれ組み合わせた数である「60」を周期にして、暦や時間・方位・ことがら等を表すために使っていたのですが、その暦法上の用語としての「十干十二支」を短くしたものが、現代でも使われている「干支」の始まりだとされています。
2025年の干支は、「乙巳(きのとみ)」です。
乙(きのと)は、十干の2番目で「木」の要素を持ち、草木がしなやかに伸びる様子や横へと広がっていく意味を持ちます。
また巳(み・へび)は、古来より豊穣や金運を司る神様として祀られることもあり、神聖な生き物として認識されてきました。たくましい生命力があり、脱皮をするたびに表面の傷が治癒していくことから、医療、治療、再生のシンボルともされています。
2025年の乙巳(きのとみ)の年は、多くの人にとって成長と結実の時期となります。「乙」は未だ発展途上の状態を表し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味します。この組み合わせは、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しています。そのため、2025年は辛抱強さが試される年にもなります。すぐに結果が出なくても、焦らず粘り強く取り組む姿勢が重要です。自分のペースを保ちながら着実に前進することで、最終的には望む結果に近づくことができます。
「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」年となるよう努めていきたいですね。