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新着情報

2022.5.1

スッキリ健康的に!

日差しが暖かくなり、心地よい空気も感じられる季節になりました。日中は薄着でも過ごせるようになる5月。スッキリ健康的にダイエットしてみませんか?

コロナ禍で運動不足になり、増えた体重をなんとかしたいと思っている方もいらっしゃると思います。

減量しようと無理なダイエットや食事制限をすると、栄養バランスが崩れて不健康な痩せ方になってしまいがちです。体重を減らすことができても、疲れやすくなったり、元気がでない、ということにならないように、健康的にダイエットするためには何が大切か確認しておきましょう。

ダイエットとは、体重を減らすことだと思っている方も多くいらっしゃると思います。体重計に示される数字だけで一喜一憂しがちですが、それは大きな間違いです。大切なのは、体重よりも体型です。Dietの本来の意味は「正しい食事・食習慣」なので、ダイエットとは、正しい食事をして、適正な体型・体重、代謝に戻すことなのです。

単に体重を落とすことだけが目的なら、食事量を減らせば達成できるかもしれませんが、身体の水分、筋肉量が減るだけで「適正な代謝に戻す」ということからかけ離れることになります。

ダイエットにはステージがあります。メタボ対策としてのステージとフレイル対策としてのステージです。

一般的なダイエットのイメージはメタボ対策です。メタボ健診を国が推進したということでメタボリックシンドロームという言葉がずいぶん一般的になりましたね。メタボリックシンドロームとは、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態を指します。単に腹囲が大きいだけでは、メタボリックシンドロームにはあてはまりません。

しかし、痩せることだけが健康的であるとの誤解を大きく進んでしまったように思います。

一方で、フレイルは先月の新着情報でもお伝えした通り、筋肉(筋力や筋量)が過度に減って体重や体型に影響が出ている状態です。メタボ対策とは対照的に体重(筋肉)を増やしていかなければなりません。メタボ対策の「体重を減らそう」、フレイル対策の「体重を増やそう」というのは相反するように見えますが、共通する要素としては「筋肉量の把握と維持」になるのです。

メタボ対策、フレイル対策ともに、筋肉量の維持が重要なのでその材料であるたんぱく質は最も必要な栄養素であるといえます。骨や関節の材料になり、動けるカラダづくりに欠かせない栄養素です。

筋肉が増えると多くのエネルギーが消費できるようになるので、脂肪を燃焼しやすくなり、基礎代謝の向上が見込まれるのでメタボ対策として重要です。また、食事の習慣としてたんぱく質をしっかり摂ることで、血糖値の急激な上昇も抑えられることが期待できます。

たんぱく質以外でダイエットに欠かせない栄養素を見てみましょう。三大栄養素の代謝や分解、たんぱく質の合成などで欠かせないビタミン・ミネラル。中性脂肪やコレステロール の低下作用が期待できる良いアブラは、炎症を抑制しメタボ関連の疾患、フレイル関連で心配な疾患の予防・改善にも有効です。ポリフェノールは、抗酸化作用で血管の状態を良くし、筋肉や骨、関節をはじめとする器官に栄養をしっかりと届けるのに重要な栄養素であり、さらには脂肪燃焼効果が期待できます。

また、ダイエットにおいても主役級の働きが期待できる食物繊維。食前に摂ると、血糖値を上げにくく、余分な糖質や脂質の吸収も抑えてくれることが期待できます。

先にふれた栄養素も運動と組み合わせないと、その効果が十分に発揮されません。その意味で有酸素運動は王道中の王道です。速歩なども取り入れたら、筋肉を増やす効果も期待でき、骨や関節の機能向上に最適です。高血糖・高血圧、脂質代謝異常や、フレイル対策といった意味では筋肉を直接刺激する筋トレも欠かせません。

上記のような筋トレや有酸素運動をぜひ取り入れてみてください。

暖かで過ごしやすいこの季節、仲間とみんなでダイエットに取り組んでさらにスッキリ、カッコよくなって颯爽とお出かけしましょう!