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2021.8.1

夏バテを防ぐ生活習慣

いよいよ夏本番ですね。暑い日が続くと、疲れが抜けにくい、食欲がわかないなんてことはありませんか。

高温多湿の夏の気候は体がだるいなどの疲労・倦怠感・食欲不振・身体の不調など「夏バテ」の状態に陥りやすくなります。暑さはまだまだ続きます。夏バテ対策やまだまだ収まらない新型コロナウイルスの対策を怠らずにこの時期を乗り越えましょう!

私たちの身体は、自律神経の働きによって、暑さを感じると汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っています。しかし、真夏の室内外の温度差を繰り返し感じることによって、自律神経の働きが乱れてしまいます。

自律神経の不調は、体内のさまざまな機能に影響を及ぼすため、胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感など、いわゆる夏バテの症状が出てくるのです。また、発汗による水分やミネラルの不足、寝苦しさによる睡眠不足も夏バテの原因になると考えられています。

厚生労働省の資料によれば、普通の生活においても毎日2.5リットルの水分が失われています。この時期は熱中症予防のためにも、水やお茶をこまめに飲みましょう。なお、スポーツドリンクを含めて、糖質の多い清涼飲料水の飲み過ぎは、糖質の分解にビタミンB1を多量に消費するため、疲労感を招きやすくなりますので注意が必要です。

特に、起床時や入浴時、スポーツ時は、注意して水分を補給しましょう。

外気温との温度差や身体の冷やしすぎは自律神経の乱れを招きます。エアコンの風が直接当たらないようにして、寒さを感じたら衣類やひざ掛け等で調節しましょう。また、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけやすく、身体の冷えの元にもなります。なお、朝晩の涼しい時間帯に行うウォーキングなどの軽い運動は、自律神経の働きを整える上で有効です。

暑さによる疲労回復や、自律神経を整えて体調不良を改善するために睡眠はかかせません。起きてすぐ朝日を浴び、朝食を摂ることで、体内時計をリセットし、リズムを整えることができます。体内時計を整えることが質の良い睡眠にもつながります。

夏は、のどごしの良いそうめんや冷麺などを食べる機会が多く、炭水化物に偏った食事になりがちです。夏バテ予防のためには、不足しやすいたんぱく質やビタミン、ミネラルなどを意識して摂る必要があります。

積極的に摂りたい栄養素

◆たんぱく質…夏はたんぱく質を消耗しやすいため補給が必要です。肉類や魚介類、豆類、卵、乳製品に多く含まれます。

◆ビタミンB1…糖質をエネルギーに変えて疲れにくくします。豚肉、ウナギに多く含まれます。

◆アリシン…ビタミンB1の吸収を高めます。玉ねぎやニンニク、ネギなどの成分に含まれます。

◆ビタミンC…暑さによるストレスで消費されやすく、不足すると疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなったりします。